ここ
昨日は、祖母のお葬式だった。
悲しかった。悔しかった、感謝で泣いてしまった。
今日は、休んだ。
寝て起きると回復するのだ。
大丈夫。
おひょいさんが亡くなった。
藤村俊二さんをおひょいさんと呼ぶことを、
私は知らなかった。
私にとって、大事なのは、家族だけれど、
家族を支えてくれている人たちにも、
感謝しなくちゃいけないんだな、なんて思う。
夫が浮気していても、
気付かないならいいかもしれない。
疑ったって仕方ない。
大きな波がざぶーんとやってきて、
去って行った。
私の不安はそこにあったのかな、
と思う。
海は、ここにある。
死の影が怖い。
何でも包み込んでしまう海は、
大きくて、とても太刀打ちできないから、
身を任せるしかない。
日々の生活を愛して、
笑って生きていけたら、
それで幸せじゃないかと。
ああ、怖かった。
ああ、孤独だった。
もう、体をえぐられるような、
悲しみと寂しさは、
ごめんなんだ。
でも、人の世の常、誰でもが通る道、
と妹は言う。
私は、私は、なんて言わない。
ただ、ここにいるだけじゃないか。
家に守られて、
いるだけじゃないか。
頑張らなくちゃ。
よいっこらせ、って。