情熱

本日第2弾。


お父さん、もう寝ちゃったかな。
息子はガタゴト言っている。


皆、自分のことに一生懸命で、
私の戯言になど、付き合う輩はいない。
だからここ。


ねえ、聞いて。
私の話を聞いて。


やらなきゃいけないことがたくさんあって。
専業主婦も忙しいなあ、なんて、感じてる。
でも、やればできるぐらいにはなってきてる。


ああ、わかった。
私、悲しかったんだ。
私、さみしかったんだ。
私、不安で、孤独だったんだ。


それは、誰にでもあること。
それは、誰もが普通に過ごしている現実なのかもしれない。


私は極度なさみしがり屋だ。


それなのに、それなのに、
ぐーたらせずに真面目に動ける体になったから、
一気に不安になった。


仕事はどうしよう。
何をしよう。
なんて、さ。
病気が治るかなんてわからないのに。
でも、私は、何かしたく、生きているうちに、
何か、やっておきたいことがあって、
まず、それは、家事一般だった。
掃除洗濯料理、身の回りのこと、シャワー歯磨き、薬の管理。
それが何となくできてきた。
だから、今の私なら、夢を描きたい。
絵でも文章でもいい、何でもいい。
夢を描きたい。
綺麗なだけじゃない、私の求めるわくわくとか、
悲しみや、怒りや、喜びや、希望を、
表現したい。
そんなことしなくていいなら、しないけれど、
私はもやもやする。


もやもやするのだ。
画材なんて何でもいい。
表現する場所などどこでもいい。
ただ、アウトプットしないと、
心持が悪い。
既に病気なのだ。


だから、人のせいにせずに済ますために、
今を心地よくするために、
試すんだ。


明日は仕事だ。
不動産屋の仕事をしているので、
フェイドアウトしたいとは思っていても、
両親の気持ち、今までやってきた私の気持ち、
潰してしまうにはまだ早いと思ったのだ。
私は優しいのだよ。
よく人に言われるけれども。


酒を飲んだ。
歌を歌いたい。


わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


情熱がほとばしる。