夫のこと

誕生日会の後がいけなかった。
前よりも優しくなくなった夫。
パソコンとテレビさえあれば幸せなくせに、
私をがんじがらめにする。
束縛するのだ。
窮屈でたまらない。
悲しくて仕方ない。
元気がなくなる。
夫を疑ったことはなかったけれど、
私の病気の原因に、
夫も入っているのかもしれない。
そんなことを口にしたら絶対に怒るだろう。
何も悪いことはしていないと。
でも、一人でいるのが楽なのが分かったからかな、
夫といるのが苦痛になってしまって。
特に、私に対する気持ちが全くないのが分かるとき。
自分のことしか考えていないのだ。
ばかばかしい。
もっと大人な人と結婚すればよかった。
甘えさせてくれる、やさしい人と。
あんながさつで、自分勝手な子供みたいな人と、
結婚したのは間違いだったのかもしれない。
嫌いだ。
悲しい。
古臭くて、むっつりしてて、可愛く無くてさ。
良いとこないじゃん。
ださださー。
ダサくてもいいけれど、全然ケアしてくれない。
あの人、どうかしている。
私を見てない。
そのことだけ悲しいのだ。
私を見てない。
話もしない。
会話がない。
ただ寂しいだけだ。
朝から何で泣かなきゃいけないの。
今日が始まる。
仕事をしていれば、
こんな気持ちのすれ違いなんて、
起こらないのだろうに。
私にパワーがないから、
それが原因さ。
夫だってつまらないのだろう。
パワーほしいな。
私が良ければいいんじゃん、
逆に。
ああ、つまらない。
何もかもつまらない土日だった。
サイテーな土日だった。
45歳の始まりは厳しいぞ。
初めの日だけ最高過ぎたんだ。
もういいや、夫のことなんて、
自分の良いようにすればいいんだ。
自分のことをもっと大事にしよう。
身を削るのはやめよう。
消耗するのはやめよう。
疲れる。