一人の強さ

音楽を聴いたら、少し元気が出てきた。
寂しかった。
自分で招いていることだって知っているけれど、
静かでいい、そう思うことにする。

静かだと疲れないけれど、元気がなくなる。
落ち着いてしまう。
悪くはないけれど、周り皆嫌いになる。

それも悪くはない。
生きてるってことだから。
うるせー、って頭で拒否れるほどに、
知らぬ間に成長?してた。

夕ご飯作ろう。
楽しい夕ご飯だ。
何を作ろうか決めていたんだっけ。

豚肉の生姜焼き。
大根とさつま揚げの煮つけ。
小松菜の白和え。

みたいな感じかな。

ゆっくり作ろう。
息子はおやつ食べたみたいだし、
夫は帰りが遅い。

最近何となく元気が出ない私達夫婦である。
お酒を飲まなくなったせいかしら。
素面だと、いたって平凡な私達。
お酒が入ると何でも楽しくなっちゃっておバカなのにさ。

何か楽しみがないとなあ。
最近読書が好きだ。

あ、早くご飯作っちゃって、
読書しよう。

本は値段の割に長い時間楽しめる。

ああ、そうか、私、これで普通なんだ。
いろんな悲しみを受け止めて、
涙でいっぱいになっている。
だから本当は泣きたい。
でも、強くなりたいから、泣かない。
泣いてる場合じゃない。

慰めとか、お慈悲とか、愛情とか、
そう言うんじゃないの。
ほしいのは。
やさしくて強い心。
弱い人ばかり。
ヒーロー。

うちの旦那様は、私の中でヒーローだけど、
寂しい。
本当は、いつもさみしい。

今、子育て期間中だから、我慢だ。
子供第一だもん。
大事だもの。

頼りたくても頼れない、
一人の強さを身に着けるとき。