さみしい子供

ああ、また、けんかだ。

夫とぶつかることが多くなった。

我慢ができない。

ただ、寂しかったのに。

心の通う会話なんて一つもなくて。

それだけだったのに。

いらいらさせて怒らせて。

もう、消えてしまいたいなんて、
あほなことばかり。

正直さあ、私は結婚向きじゃないかも。

いい母親でもない。

いい妻でもない。

甘えた子供なのだ。

さみしい子供だ。

だれにも相手にされず、
それでも笑っているのは、
生きているからだと、
ただ信じている子供と同じなのだ。