ありがとう

今週のお題「おじいちゃん&おばあちゃん、ありがとう」


おじいちゃんが亡くなって13年たつなんて、早いなあ。
 

いつからか私の時計は止まったままだ。


おじいちゃんは、「時間」とは不思議なものだ、早くなったり、遅くなったりする、
なんて、言っていたなあ。


時間の感じ方が変わること、って、心の持ち方なのかな。
わからない。


おじいちゃんはおばあちゃんとと仲が良かった。
いつも晩酌しながら話をしていた。
おじいちゃんはお酒を飲むといつもニコニコしていた。
静かな厳しいおじいちゃんだった。

プールや鉄棒、ブランコ、冬になると雪で大きな滑り台、
大工さんだから手作りしてくれた。滑り台はバックホーを使ってた。


おばあちゃんは今も元気。
おばあちゃんがいるとほっとする。
絆を感じさせてくれる人は、おばあちゃんだから。

父も母も子供が五人いるし、
私ばかりを見てくれるときはそんなに多くない。

おばあちゃんだって孫が5人、外孫を入れれば11人孫がいるのに、
私をかわいがってくれて、つかまると話が止まらない。


戦争を知っている人は、強くてやさしいなあ、といつも思う。
じじばば言って、相手にしない人も多いけれど、
私は子供やじじばばが好きだ。

よくわからない意地悪や、残酷さも知っている。

でも、すべて、何かしら教えてくれているのだ。


90歳近くなったおばあちゃんが、今なお私に教えるのだ。

生きることは楽しいこと、感謝すること、子供を育てること、
自分に厳しいこと、そして、優しいこと。

おばあちゃんは愚痴を言わない。

悪く言わない。

ニートの私の妹に自分の年金からお金を渡したことも、
親には内緒にしてくれと頼まれた。

ただ、知っておいてくれるだけでいいよ、
あの子はかわいそうだから、と。

お彼岸にお墓参りして、
ひ孫も連れて行くからね〜。