祭りの後

父の古稀のお祝いが終わった。
実家の家族が集まって、
そんなこと本当に珍しいので、
楽しかった。
それぞれの家族ができていたり、
父や母も祖父祖母になり、
時の流れは止められないけれど、
そんなことも認めていける、
一つのイベントだったと思う。


そういうことがあった日に、
私は大事なことをしなかった。
私個人の約束を果たせなかった。
だから今日は、日にちが違うけれど、
ごめんなさいと言おう。


なんとなくさみしいのは、
どうしてだろうな。


夫が起きて豆を食べている。
テレビを見ながら。
真夜中の2時過ぎ。
何をやっているんだか、私達。


明日もお休みなのだ。
普通の日が恋しいね。
そして少し怖いね。


ありがとう。
お父さん、お母さん、兄弟たち、甥っ子姪っ子たち。


今日をどう過ごそうか。
中途半端な時間。
お布団に帰るのが怖い。
外で猫が鳴いているのだ。
赤ちゃんみたいに。
ひどく悲しくなった。


なんとなく一人ボッチなんだけれど、
どうしても、人は一人なんだから、
としか、言えない。
一人じゃないよ、
と言える自分が、どこかにすっ飛んでる。


孤独はいろいろと教えてくれる。


本当に色々と。