忘れたくないから

ぱっとしない。ぱっとしない。
といいながら夫とどうしてかなーなんて言いあって。

何か物足りない。

何か物足りない。

ネット通販してみても、変わらず。

満足できない。

でも、十分じゃない?
といわれれば、まあ、足りてます。
と答える。

すごく寂しいのだ。
心のどこかが、叫んでる。

おばあちゃんがなくなったのは2月だ。
半年、ぐらいたったのか。
傷口、案外深かったりして。

おばあちゃんがぼけてきたって、
本当に大好きだったから。

頑張れなくなってきちゃって。

力が出なくって。

無関心ぽくて。

これじゃあだめって、わかってる。

家族のためにも、って思ってる。

生きているんだから、って。

おばあちゃんの命がキラキラしていたころのように、
それを見ていいな、って思ってた自分の気持ちを、
取り戻せたら。

あんなふうに家族を大事にして
ずっと暮らせたら、って。
おばあちゃんの教えてくれたものは、
とても大きく私に影響していて、

仕方のないこと、
って言われても、

笑うおばあちゃんを見ていると、
私まで幸せだったよ。

立派だったね。
生き切ったんだね。

泣いてたら、
笑われる。

秋になってさ、
寂しい季節でさ。
しみるんだ。

かみしめるのも人生だよね。