悲しむこと
ふー、頭が変になりそう。
何も考えたくはない。
今、何がしたいんだろう。
生きている実感がほしい。
普通に働いて、
うちに帰ったら家のことをして、
家族と冗談言いながら笑って。
まるで奇跡のような幸せを、
生きていたい。
ありふれた、と言って濁すより、
それが私の道だからさ。
あらがえない道だからさ。
ぶつぶつ文句は言いたいけれど、
ちょっとおさえて、
平気でいるのさ。
おちゃらけているのさ。
相手にしないのさ。
愚かな人たちを救おうだなんて、
そんな大それたこと、
考えるからおかしくなるの。
私の分を生きればいいのさ。
余計なおせっかいはしないことにした。
話す気力もない。
今はただ悲しいだけだから。
ただ、悲しいだけだから。