孤独でも

ああ、今日は、私のバースデイ。

おばあちゃん、天国に旅立った。

明日で一週間になる。

ねえ、おばあちゃん、人は一人なのかな。
孤独に生きなきゃいけないのかな。
一人で戦う強さ、持たなきゃいけないのかな。

孤独に慣れるのは、愛を知ることにつながるかな。

誰かの愛に触れると感謝せずにいられなくなるね。

ありがたかった、よくおばあちゃん言ってたね。

感謝すること、今、おばあちゃんに伝えたいよ。

おばあちゃんは愛のいっぱい詰まった人だった。

私を好きだと言ってくれた。

救われたんだ。

一番ほしい言葉だった。

それをわかってか、くれた言葉。
私はあんたが好きだよ。
話しやすいんだ、って。

何のとりえもなくてさ。
いきいきできず、心にもやもやばかり抱えてた、
そんな私を好きだって。

可愛がってくれたね。
心配ばかりかけたね。

胸が痛くなるな。

忘れたくなくて、眠れないんだ。

時間がたつうちに、おばあちゃんを忘れてしまいそうで。

おばあちゃんも、そんな不安を抱えたことある?

私の、大事な人だった。

生きていてくれるだけでいいよ。って、思ってた。

また会えるさ、軽く考えてた。

自然なことだよ。

そう教えてくれた。

自然なこと。

恥ずかしくてさ、私、恥ずかしがり屋でさ。

おばあちゃんとは全然違う私だけどさ、
自然に生きていくよ。

私らしく、私らしい自然体で、生きていくよ。

心をしっかり持って。

もっと人を好きになりたいよ。

もっと自分を好きになりたいよ。

怖い両親ににらまれて生活するのは、
覚悟がいるよ。

怖い両親だけれど、守られているからね。

ありがたいことだよね。

寂しいのは嫌だね。

温かく笑って過ごそう。

また、話すね。

聴いて頂戴ね。