百万本のバラ
本当は、一人の時間がほしかっただけかもしれない。
夫と気まずい空気になって、
怒って怒られて、眠りについた夜だった。
夜中に起きだして、少し気持ちを整理する。
些細なことなのだ。
百万本のバラなんて、私は欲しくないんだ。
そんな気持ちわからない。
バラなんて、すぐに枯れてしまう。
そんなものいらない。
ぎこちないけど純粋な愛情表現。
私のトラウマばかりにぐいぐい入ってこられて、
いやだったから、怒ったのだ。
夫に話していない昔のことなど、たくさんあるから。
夫の昔のことも、私は知らないけれど、
しらを通して、いいわねー、なんて言える余裕が、
昨日はなかった。
疲れていたのだ。
ごめんね。